その日の朝は大した冷え込みではなく(実際に気温は氷点下に至らず)、自宅前の道路や幹線から入った路地は凍っていなかったのですが、通勤路である幹線道路だけがガチのアイスバーン(ミラーバーンって言った方が正しいかも)になっていました。
私の住む地域ではたまにあるのですが、気温ではなく、冷たい風によって風当たりの良い場所が凍るという事象に見舞われていた模様です。
通常、路面の凍結が予想されるときは融雪剤が撒かれるのですが、気温が氷点下にならないとの予報や、冬本番とは言え本格的な凍結がこれまでなかったことから、道路管理者も除雪業者にも若干の油断が見られた模様でして。
見事なまでのアイスバーン、もといミラーバーン。
もうツルッツルでした。。
20~30km/hで直進していても、ゆらゆらゆらゆら挙動が落ち着かず。。
そうした状況においては、DSCも何もあったものじゃなく。。(ランプすら付かない=作動していない。おそらくあまりにも自然に滑っているため感知しないのでしょう。)
ちなみにタイヤはきちんとしたスタッドレス(ブリヂストンのBRIZZAK VRX 2019年33週製造品)を履いており、タイヤ交換時には硬度も溝も何ら問題ないことを確認していたのですが。
こうなっちゃいました。。。
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まさかの、1分ちょっとで2回もスピンw
クドいている私の声が切実さを物語っておりますww
たまたま対向車が途切れたタイミングだったのと、なぜか反対車線はそれほど凍結していなかったことから対向車もすんなり止まってくれましたので事なきを得ましたが、あわやだったのは御覧の通り。
2回目のスピンに至っては、アンダーパスでコンクリートの側壁が待ち構えている中、そこにも当たらずに済んだのは、本当に運が良かったとしか言いようがないですね。
対向車や後続車の方には本当に申し訳なかったのですが、誰にもぶつからなかったのが幸いでした。
2回とも、アクセルを踏み込んだわけでも急に離したたわけでもなくゆるく調整しながら走っており、雪道を慎重に20~30km/h程度で直進していただけにもかかわらず、これですからね。
ちなみに、周りの車は発進時や停止時に軽く滑っていたくらいで、直進していてスピンしていたのは私くらいでした。。。
・・・というのは冗談で、取り急ぎタイヤチェーンでも買っておこうかと。
特にこのようなアイスバーン(ミラーバーン)には効果が高いでしょうし。
また、道路管理者の方にも今後こういうことがないようにお願いの電話をさせて頂いたところ、警察からもかなり言われたようなので、こういったことは起こらないことでしょう。(とりあえず信じとくしかないので。)
そういえば昨日から、東京・神奈川・千葉などの太平洋側でも積雪が見られるようですね。
普段雪が降らないところでは、融雪剤をはじめ除雪体制が整っていないでしょうから、くれぐれも無理せず、車の運転は控えたほうが無難かと思います。
FRとはいえ雪国で20年以上の運転歴があって、まともなスタッドレスを履いていてもこうなる人がいるくらいです。(やや自虐的ですがw)
いくらご自身の車が万全の装備をしていても、相手が目の前でスピンしてきたらどうにもならないのが雪道なんです。
雪国でさえそのリスクがあるわけなので、雪に慣れていない地域ではそのリスクが格段に高まります。
可能な限りとは言わず、よほどのことでない限り車の運転は控えることをお勧めします。
また、もしやむを得ず運転される場合は、スタッドレスやタイヤチェーンは当たり前のこと、スノーブラシ・軍手・防寒着・スコップ・氷解剤の携行と、細心の注意を払った運転(速度を控える・急の付く動作はしない・車間距離のみならず横も含めた他の車との距離を取る)をお願いします。
んでは!
【追記@2022/04/18 8:43】
FR(駆動輪)が影響した可能性もゼロではないのですが、一番はボディ剛性の高さかもしれません。
というのも、競技用のガチガチに固められた車両は雪上や氷上は弱いと聞きますので、それと同じ理論かと。
上述した「私だけスピン」した際に周りにいた車両は、ボディ剛性が高いとは言えない車ばかりでしたので、駆動輪よりもそう考える方がしっくり来ますし、理屈的にも納得感があるかと。
そう考えると、xDriveだろうがなんだろうが、ボディ剛性が高ければミラーバーンでくるっと回りやすいってことですかね。