【F30dM雪道】///FRはリアが滑るが役に立つ!?


最近、BMW 3シリーズの後輪駆動(FR, RWD)で挑む雪道シリーズばかり書いていますが。
またまた昨日、残業上がりのツンツルテンに凍った道で気付いたことがあったので、ちょっくら書いてみます。



昨日は、午前中に多少雪が積もって路面を覆い、その後に圧雪に踏み固められ、夕方から吹き始めた寒波による冷たい風がそれを凍らせてくれるという、「さあどうぞ滑っておくんなまし!」とでも言わんばかりの状況でした。
そんな中、慣れない経理(税務)の数字合わせに翻弄され、残業を終えて会社を出たのが20時過ぎ。

当然、路面はいい感じに凍ってくれています。

で、会社から出てほどなくの、大きな通りに出る一時停止の箇所。
この場所が曲者で、下り勾配がガッツリついて、しかもカーブしているんですよね。

おそらく旧道であるこの道に、大きな通りが後からできて接続口を道路構造令に合わせるたらこうなっちゃったってパターンなんでしょうが、よく滑ってくれるんですよ、これが。
しかも、一応れっきとした公道なのですが、ローカルゆえ融雪剤が撒かれるわけもなく(大きな通りは撒かれていて凍っておらず、その差は歴然)。

そんなわけで、5km/h程度の非常にゆっくりした速度で侵入したとて、止まってくれずに滑ることもしばしば。

ここ、実は昨日のみならず一昨日(坂道発進を実験した日)も、あまりの凍結っぷりに止まることができず。
それどころか、カーブの傾斜のおかげで、車体後方がスーッと静かに横に流れ出す始末だったんですよね。

で、もうそうなっちゃったら仕方ありません。(だって止まれないんだもん。)
幸い大きな通りに他の車などが来ていなかったことから、両日とも、その滑ったまま出ちゃいました(笑)

この極低速なシチュエーションで車体が自然に滑り出すと、DSC(Dynamic Stability Control、横滑り防止装置)だけに頼って車体の姿勢が安定するのを待つってことはできません。
当然DSCも頑張ってくれるんですが、アナログ的な人間の操作に依存する度合いが格段に増します。

そうした状況で助かったのが、後輪駆動(FR, RWD)のオーバーステア特性。

車体が横に流れているのに逆らわず、そのままドリフトする感じでアクセルを軽く踏んで後輪を滑らし、車体が向きたい方向に向き始めたら、アクセルを戻しつつカウンターステアを当てて後輪の滑りを落ち着かせ、車体が安定したら無事完了といった感じで。
このうち、最後にバチッと安定させてくれるのは、おそらくDSCがしっかり介入してくれるからなのでしょう。
そうじゃないと、二度三度蛇行しながら、ようやく後輪の滑りが収まるって感じでしょうから。

つまるところ、後輪駆動(FR, RWD)はアクセルで後輪の滑りを調整することにより、スリップした車体の向きをコントロールでき得るわけです。


その反面、前輪駆動(FF, FWD)だと、こうはいかないんですよね。
操舵を受け持つ前輪は駆動輪でもあるため、ここでアクセルを踏もうものならアンダーステアになって車体がコーナーの外側へどんどん逃げていきます。
そのため、このようなシチュエーションになったら、もはやタイヤのグリップの復活を待ちつつ、車体が向かう先を運に任せるしかなくなるわけです。

また、全輪駆動(4WD, AWD)の場合は、これらの中間的な動きなので安定しているように思えます。
しかし、一般的には2輪駆動の同一車種よりも数十kgレベルで重量が増すわけで、そもそも「止まる」といったこのシチュエーションで不利に働くのは、想像に難くないことでしょう。
理論的に言えば、運動エネルギーは『質量の半分×速度の二乗』となるわけですが、極低速のシチュエーションかつ低μ状態では、より質量に依存する度合い(質量が左右する影響度)が増すということがこの式からも分かりますし。

つまるところ、後輪駆動(FR, RWD)が有するオーバーステア特性は、このような凍結路のコーナリングで滑った際に役立ち、かつ後輪駆動(FR, RWD)は他の駆動方式よりも有利な点が多いと言えるわけです。

そんなこんなで、
FRはリアが滑るが役に立つ!
と、ちょっと何かに乗っかった感のある言葉で締めておきますw
※ ただし、重量バランスと電子制御が秀逸なクルマに限ります。


んでは!

LihatTutupKomentar