AdBlue®(アドブルー)ってどんなもの?~どこに売っている?DIYで作れる?代替品は?自分で入れてもいい?保管は?~

メルセデスベンツのクリーンディーゼルに採用されている「BlueTEC」。
この排ガスのNOx低減方式として採用されているのが尿素SCRであり、それにはAdBlue®(アドブルー)という尿素水溶液が必要だったりします。
これ、尿素水溶液とは言っても一体なんなんだ!?って思う方もいるはず。。(?)
少なくとも私は気になるほうです(笑)

で、ちょっと色々と調べてみたので適当にまとめてみます~。


AdBlue®(アドブルー)の作用

まずAdBlue®(アドブルー)の働きから。
簡単に言うと、いわゆる選択還元方式(尿素SCR)というディーゼルエンジンの排ガスのNOx低減技術に不可欠のものです。
この仕組みですが、高温下の排気ガスにAdBlue®(アドブルー)を吹きかけた際の加水分解によってアンモニアガス(NH3)を発生させ、これがSCR触媒内で窒素酸化物(NOx)と化学反応することによって水蒸気(H2O)と窒素(N2)に還元され、最終的に排出される排ガスに含まれるNOxを低減させるというものです。
ちなみに、燃費をさほど悪化させないということもあって、大型トラックや大型バスはほとんど尿素SCRが採用されているとのことです。


AdBlue®(アドブルー)はどこで売っているの?

このAdBlue®(アドブルー)ですが、どこで売っているかと言いますと、クリーンディーゼルを取り扱っている販売店ディーラーの他、実はガソリンスタンドにも売っていたりします。
どこのガソリンスタンドでもってわけじゃありませんが、大型トラックや大型バスがよく寄りそうな高速道路のSA内のGSや幹線道路沿いの大型GSなんかでは取り扱っていることが多いようですね。

また、通販等も結構あるようですね。
ただ、後述する保管の問題があるので、取り置きや予備的に持つために購入するのはやめた方がよさそうです。


AdBlue®(アドブルー)の規格

このAdBlue®(アドブルー)には、規格があります。
これ、JIS規格(JIS K 2247-1)で定まっているんです。
要は、『尿素濃度が31.8~33.2wt%の不純物がほぼ皆無な尿素水溶液』と言うことなんですね。


【非推奨】AdBlue®(アドブルー)の作り方

前述の通り、AdBlue®(アドブルー)は『不純物がほぼ皆無な尿素水溶液』なわけです。
ゆえに、「尿素」と「不純物が極めて少ない水」さえ用意できれば、作れるんですね。

「尿素」は保湿クリームや肥料にも使われるものですから、比較的入手は容易かと思います。
危険物と言うわけではなさそうですし。

問題は、「不純物が極めて少ない水」の入手が困難ということですね。
水道水をこの水準までろ過するのも、個人ではおそらく無理。
まして、適当な水で作って尿素SCRシステムの配管を目詰まりなんてさせたら、とんでもないことになりそうです。

ゆえに、DIY(自作)でAdBlue®(アドブルー)もどきを作るのはやめた方が無難でしょうね。


AdBlue®(アドブルー)の代替品・・・エコツーライト

AdBlue®(アドブルー)が意外に中身が単純なものと言うことで、代替品もありそうだなと調べたら。。
ありました~。
成分がほとんど同じでちょっと安い、『エコツーライト』というものがあるようです。

これ、成分は当然先ほどのJIS K 2247-1に適合しているとのこと。
参考までに、AdBlue®(アドブルー)も含めた成分の比較表を転載します。
エコツーライトJIS規定アドブルー
密度1.0870~1.0930g1.0870~1.0930(20℃)1.0870~1.0930g
屈折率1.3814~1.38431.3814~1.38431.3814~1.3843
アルカリ度0.2%未満0.2%以下0.2%未満
ビウレッド0.3未満0.3%以下0.3%未満
アルデヒド5mg/kg未満5mg/kg以下5mg/kg未満
不溶解分0mg/kg未満20mg/kg以下20mg/kg未満
リン酸0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5 mg/kg未満
カルシウム0.5mg/kg0.5mg/kg0.5 mg/kg未満
0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5 mg/kg未満
0.2mg/kg未満0.2mg/kg0.2mg/kg未満
亜鉛0.2mg/kg未満0.2mg/kg0.2mg/kg未満
クロム0.2mg/kg未満0.2mg/kg0.2mg/kg未満
ニッケル0.2mg/kg未満0.2mg/kg0.2mg/kg未満
アルミニウム0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5mg/kg未満
マグネシウム0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5mg/kg未満
ナトリウム0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5mg/kg未満
カリウム0.5mg/kg未満0.5mg/kg0.5mg/kg未満
とまあ、こんな感じです。

値段の違いは、AdBlue®(アドブルー)が100~200円/Lに対してエコツーライトは59円/Lと、かなり安いんですが。
例えばC220dの場合、AdBlue®(アドブルー)のタンク容量が24.5リットルなので、1,000~3,000円程度しか変わらないんですよね~。
乗用車の場合2万km又は2年以内の交換が一般的かと思うのですが、そう考えると大した差じゃないのかも。

なお、このエコツーライト、かなり前から発売されているらしいのですが、トラブル等はないようです。


AdBlue®(アドブルー)、自分で入れてもいい?

自分で入れてもよさそうですが、以下の点に注意が必要です。
  • 不純物が絶対に混ざらないように入れる
  • なるべく保護具(保護メガネ、不浸透性のゴム手袋・樹脂手袋)を着用する
  • 皮膚にかかった場合には多量の水で洗い流す、目に入ったら15分以上水道水で洗い流して眼科へゴー!
  • 車体等にかかったら、布で拭き取って水で洗い流す(鉄やアルミ等の金属に対して腐食作用がある)
  • 毒性はないものの閉鎖性水域で富栄養化するため、自然放流(道路側溝に廃棄等)はしちゃダメ
なんか結構面倒くさそうですね。


AdBlue®(アドブルー)の保管方法と保管寿命

保管方法は、常に30℃以下で風通しのよい直射日光の当たらない場所で密閉して保管するとあります。
この保管外気温度が保管寿命を左右するとのことですが、それは以下の通りです。

保管外気温度保管寿命
10℃以下36ヵ月
25℃以下18ヵ月
30℃以下12ヵ月
35℃以下6ヵ月
36℃以上
また、-11℃以下で尿素水が結晶化するらしいので、-5℃以上20℃以下が望ましい保管温度っぽいですね。

なお、開封後すぐに使用する必要もあるらしく。
ゆえに、余った分を今後のために取っておこうというようなことは、慎むべきでしょうね。


AdBlue®(アドブルー)まとめあれこれ

というわけで、下手な事をせずにディーラー等で素直に入れてもらうのが一番ってことですね。
ついでに新モデルの試乗したり、コーヒーもらったりすればいいかなと(笑)

ただし、出先で補充の必要が生じたり、忙しくてディーラーに行く暇がない場合には、先述の通り大型トラック等がよく寄りそうなガソリンスタンドで補充するってのもありでしょうね。


んでは!

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